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りんぽうさん ぎょうがんじ林宝山 行願寺

林宝山行願寺は電車ではJR新宿駅から特急でJR大月駅まで約1時間、駅からは徒歩5分という恵まれた立地にある。車では、東京方面からは中央道でつながっている。
先々代住職のときより、市街地の混雑緩和、交通安全の確保を目的とした大月バイパス事業が計画され、行願寺自体も移転の対象であったため、2005年に現在の場所へ移転。その際、通夜葬儀などの法要に使用しやすいようにと、考えて設計され現在のような本堂になった。住職の渡辺真照氏は、住職になって丸3年になる。

歴史

1676(延宝4)年、真木山福正寺の境内からはじまった行願寺。1764(明和元)年に第5代恵了法師が開山した。

1916(大正5)年には大月市共同墓地「林宝閣」が造営され、第10代の英夫氏が同地に移住したのが、1922(大正11)年になる。2005(平成17)年には現在の場所に本堂を移転した。

行願寺には、必ず執り行う夏の行事がある。第二次世界大戦(太平洋戦争)の終戦2日前、8月13日に大月において空襲があった。軍需工場、旧都留中学校(現・都留高等学校)、旧都留高等女学校(現・大月短期大学)が攻撃を受け、多くの方が亡くなられた。行願寺墓地にある遺髪塚には、犠牲者の女学生の遺髪が収められている。遺髪塚は高台にあり旧都留高等女学校がよく見える場所に造られた。毎年、行願寺本堂では、都留高等学校同窓会の方々を中心に、大月空襲戦没者追悼法要が執り行われる。

住職インタビュー

■お寺はきっかけ作りの場

2018(平成30)年12月に、10年ほど勤めていた東京の寺院を退職し、地元に戻りました。それからは「お寺はきっかけ作りの場」と考え、将来に向けて、きっかけ作りとして私ができることはやらせていただきたいと思っています。

その一つとして、行願寺のホームページを今年4月にお披露目をしました。昨年からツイッターも始め、お寺の行事などを発信しています。皆さんの直接的な声も、周りの人に助けを求める声も、全てが助けになっていますし、それもまた一つのご縁づくりになっていると思います。

広報活動は今、一番力を入れている部分です。新聞もこれまでは1月、7月の年2回発行としていたのですが、今年2022(令和4)年から、1月正月の新春号、春の3月、夏前の7月、彼岸の9月と年4回体制となりました。10月(下旬)には報恩講がありますので、彼岸の時にお参りに来た方に、報恩講前の案内と合わせて9月号を配りたいと思っています。

年4回だと、発行したらすぐに次の号を作り始めなければならず、大変ではありますが、そうして地域の交流を深めていければ幸いかと思います。こういうところから少しずつコツコツやっていくのが私のやり方、これが私に合っているのかなと思います。

葬儀・法事・法要

葬儀・通夜を実施可能。行願寺には、1階に礼拝施設のホール、食堂、厨房、控室があり、ホールは最大60人の収容数があることから、通常の通夜葬儀にはほぼ対応できる広さがある。

お墓

2019(令和元)年7月に設置した納骨壇は現在も申し込みを受け付けている。
合同墓も市役所に申請、設置準備中で、年内には完成予定。

イベント情報

婦人会(毎月第2火曜日)

毎月第二火曜日にご門徒の女性を中心に集まり、本堂の清掃や読経など、仏教に関わりながら交流を深める集い。念珠編みやお弁当作りなどさまざまなイベントも行っている。

チーム行願寺(随時)

ご門徒から有志が集い、「壮年会チーム行願寺」として墓地参道や排水溝などの清掃活動を実施している。

寺院情報

寺名(ふりがな) 林宝山 行願寺 (りんぽうさん ぎょうがんじ)
住職 渡辺 真照
郵便番号 401-0013
住所 山梨県大月市大月1丁目21-22
電話番号 0554-22-1780
ホームページ https://www.gyoganji-otsuki.com
交通

【電車】
JR「大月」駅より徒歩5分

【車】
大月インターから5分

駐車場 30台
地図